手作りの子供服がダサい理由
手作りの服を作る為に、どこで型紙を買いますか?
手芸店や本屋さんで売っている型紙を使う方が多いのではないでしょうか。
しかしそれらは、何年も前に作られた古いデザインのものが多いです。
また、”洋裁”を目的としていて、デザイン性が乏しかったりしますよね。
その為、
いまいちパッとしない。 折角作ったのに、どこか可愛くない。 |
…そんな仕上がりになりがちです。

作家さんがお洒落すぎて、型紙が追いついていない!
子供服の企画デザインをやってきた経験から言えるのですが、最近の子供服は
「安くて沢山買えればいい」
という時代ではありません。
1世帯の子どもの数は少なく、安く沢山買う必要がありません。
親子のリンクコーデが流行しましたし、キャンプやサイクリングといった親の趣味に子どもを連れて行くシーンも増えました。
多少高価でも、大人と同じような服を子供に着せる時代です。
高価な値段に比例して、どうしてもデザイン性も求めてしまいますよね。
パジャマのようなシルエットのズボンは、いくら安くても買わないといったように、子供服を買う大人の目が肥えてきています。
今の私たちはハンドメイドでもお洒落な物を求めています。
作る側も、お洒落な物を作りたいと思っています。
しかし…
- 国内の縫製工場が少なく、パタンナーも少ない
- 工場に外国人研修生ばかりで日本人が少ない
- 海外生産が主流で、海外の工場にパタンナーがいて国内のメーカーにはパタンナーが居ない
- アパレル商社やメーカーによってはパタンナーは居るが、その人たちのパターンが手芸店や書店に出回ることはない
- パタンナーはデザイナーの意匠を形にすることが仕事で、お洒落なデザインの型紙を作れるわけではない
パッと思いつくだけで、こんなにもパターンがない理由が挙げられます。
そもそも型紙を引ける人が少ないのです。
さらにお洒落なデザインのものとなると、この世になくて当然とも言えますね。
「型紙を作る」助けになりたい
今っぽいシルエットやデザインの型紙を手にれることはほぼ不可能!
自分で作るしかないのでしょうか。

しかし型紙の作り方を勉強するところから始めると、難しくて挫折してしまう人がほとんど。
そんな方に私の型紙を使って欲しいと思います。
私の型紙は子供服のデザイナーをしていた経験から、JIS規格に当てはまるように作っています。
シルエットも流行に合わせて、型紙をそのまま使っても可愛く見えるように工夫しています。
「元デザイナーなのにパターンが引けるの?」
と思われるでしょうが、パターンの国家資格も持っているのでご安心ください。
まずは型紙をそのまま使って、生地や色でオリジナルのハンドメイド作品を作って楽しんで欲しい。
型紙のアレンジ方法もこのブログで紹介していきますので、ぜひ自分だけのデザインの作品を作って欲しいなと思います。